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きらめきタイムズ

きらめきタイムズを知っていますか?

皆さん、きらめきタイムズって知っていますか?

実は、当ステーションではケアマネージャー様方とのつながりを大切にし、相談しやすい関係性を作るために、きらめきタイムズという発行物を毎月作成し、配布しています。内容は、医学情報の発信・勉強会開催などのステーションからのお知らせ・職員紹介・所長のつぶやきな等など、様々な記事を掲載しています。
今月のきらめきタイムズは、認知症高齢者の言動と心の動きについて記事を掲載しています。

今回はそんなきらめきタイムズの内容をお伝えしたいと思います。

認知症高齢者の言動と心の動きについて

さて、超高齢化社会の日本では、アルツハイマー病などの認知症患者が増加の一途をたどることが予想されています。
そんななか、認知症患者を地域社会で見守りながら介護していく取り組みを進めている自治体が増えてきています。

認知症は、育った環境や文化により、症状にも違いが生じています。日本人認知患者にはどのような特徴がみられるでしょうか?

日本人認知症患者は、取り繕い反応が生じやすいです。
取り繕い反応とは、間違いをごまかそうとする態度のことを言います。熊本大学ライフサイエンス学部医学教育研究センターの松下らの報告によると、下図1に示すようにアルツハイマー型認知症の57.9%の方が、認知試験中(MMSE)に取り繕い反応が見られました。
Are saving appearance responses typical communication patterns in Alzheimer‘s disease?

Matsushita et al,Plos ONE,2018.5 から引用

アルツハイマー型認知症患者は、発症初期で取り繕い反応が最も多く、徐々に見られなくなると言われています。この根本的なメカニズムは解明されていませんが、他者への洞察・共感などの社会的コミュニケーション能力により記憶障害を代償していると考えられています。日本人は、恥を笑顔で隠す国民特性もあり、取り繕い反応が観察されやすい可能性があります。認知症患者の言動と心の動きは、注意深く観察、考察するべきでしょう。

ここで、認知症患者の言動と心の動き、それに対する向き合い方に関してご紹介いたします。

言動:

ときどき、ひどく落ち込んだり、疲れ果てた様子でぐったりしている。

心の動き:

もしかしたら認知症?」、「何かおかしい」という不安と戸惑いが膨らむと同時に、他の人に自分の変化を悟られまいと懸命に取り繕う時期のようです。そのため、本人はほころびが出ないようにいつも緊張して過ごしており、精神的にも身体的にも疲れ切っています。

向き合い方:

「どうしたの?」、「どこか悪いの?」といった原因を尋ねるような声掛けをしないようにします。してしまうと逆効果になる恐れがあります。疲れ切った原因は、取り繕い反応による精神的、身体的な緊張の持続が考えられます。介助者は休養できるように持っていきましょう。「疲れているみたいだから横になっててね」、「おいしいお茶が入ったからどうぞ」など自然に声掛けをし、休めるようにしてあげることがお勧めです。


きらめきタイムズ内容

いかがでしたか?
訪問看護に関わらず、認知症を発症している方に携わることは少なくないと思います。
認知症患者様方の行動と心の動きを理解し、どう向き合っていくか、少しでも参考にして頂ければと存じます。

今回はきらめきタムズに掲載させて頂いた、認知症高齢者の言動と心の動きについてご紹介させて頂きました。
今後も、きらめきタイムズの記事内容は毎月ホームページ内の「お知らせ」にて掲載していきます。楽しみにしていただければ幸いです。
また気になることや、疑問に思ったことなどがあれば、エントリーフォームよりお気軽にお問い合わせください。

参考文献:
平澤,図説 認知症高齢者の心がわかる本,2010.6

Matsushita et al,Plos ONE,2018.5

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