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すくみ足があるパーキンソン病患者の脳活動について

在宅生活でよく困る「すくみ足」

パーキンソン病患者さんは年々増加しており、訪問リハビリテーションをご利用される方が多くなってきています。パーキンソン病患者さんがご自宅でよく困るものの一つが「すくみ足」です。
「すくみ足」とは、動作を開始する際や目的物に近寄るときなどに足が出にくい状態であり、足がすくんでしまう状態を言います。

すくみ足にはいくつか種類があると言われており、

・歩き初めに起こるもの
・方向転換時に起こるもの
・狭い場所(出入り口等)で起こるもの
・目的に接近する時に起こるもの
・広い場所で起こるもの

などがあると言われています。
患者さんによって出現は様々です。

ではその脳活動がどのようになっているのでしょうか?

すくみ足の有無による脳活動の違い

すくみ足が有るパーキンソン病患者の脳活動と、すくみ足が無いパーキンソン病患者の脳活動は異なります。
14名のすくみ足のあるパーキンソン病患者さんと20名のパーキンソン病患者さんを対象に、パーキンソン病の症状を評価できるUnified Parkinson’s Desease Rating Scale (UPDRS)や重症度を示すヤールの分類と脳活動の検査として安静時のMRIを撮影し、すくみ足の有無でこれらの評価項目に差があるか調査されました。

結果として、すくみ足のあるパーキンソン病患者さんは罹患期間が長く、ヤールの分類の程度が重症であることがわかりました。脳活動は、運動や注意機能を司る補足運動野や上前頭回という領域、運動の調整などを行う基底核がすくみ足のないパーキンソン病患者より低下していることが判明しました。

パーキンソン病患者のMRI

すくみ足の原因は未だ解明されていませんが、こうした最先端の脳画像研究により着実にすくみ足の病態解明が進んでいます。このような脳画像の知見と実際の患者さんの臨床症状を照らし合わせながら、どのようなリハビリテーションが効果的か常に考えながらリハビリを実施しています。

今回は在宅リハビリでも直面するすくみ足について「すくみ足」について紹介しました。

 

引用 Zhou C et al., Journal of Neurological Sciences, 2018

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