訪問看護の“オンコール”とは?その役割と働き方について

今回は、訪問看護の仕事に欠かせない「オンコール」について、詳しくご紹介します。

そもそもオンコールとは?

訪問看護師は、ご利用者様のご自宅で医療的なケアを提供するのが基本ですが、健康状態はいつも安定しているとは限りません。
日中の訪問時間外であっても、体調に変化が起きた際に「いつでもに相談できる・何かあれば対応してもらえる」という安心感を届けるために、看護師が待機している状態が「オンコール」です。
つまり、勤務時間外に予定外の連絡に備えて待機し、必要時には対応する役割です。
訪問看護においてとても大切な仕組みです。

オンコールはどんな場面で必要?

訪問看護の利用者様は高齢の方や重い病気を抱える方もおり、体調の急な変化が起こることも少なくありません。
そんなとき、早期に医療的な対応やアドバイスが求められます。
例えば…

・夜間に急に呼吸が苦しくなった
・ストーマが剥がれてしまって自分ではできない
・在宅でのお看取りの場面 等

こうしたいわゆる緊急時には、オンコール担当の看護師が迅速にアセスメントを行い、必要に応じて訪問することで、ご利用者様やご家族の不安を和らげ、安全な在宅療養を支えます。

病院の夜勤とは違う、オンコールの働き方

「オンコール」と聞くと、「夜勤」と同じように思われるかもしれませんが、訪問看護におけるオンコールは病院勤務の夜勤とは大きく異なります。

病院の夜勤では、夜通し勤務して院内に常駐し、継続的に患者対応を行いますが、訪問看護のオンコールは自宅で待機が基本です。
待機中の行動は自由です。

買い物も行きますし、自宅でスマホを見ながらゴロゴロしていても問題ありません。
(ただし必要時、概ね60分以内には利用者様宅へうかがえる範囲で待機)

オンコールに電話連絡があった際に状況を判断し、必要に応じて訪問します。

そのため、身体的な負担は病院の夜勤と比べて圧倒的に低く、ご家族で過ごすことやプライベートの時間も確保しやすいのが特徴です。
また、もちろんオンコール手当も入ります。

弊社だと待機手当と実働手当は別で支給していますので、仮にその日のオンコール当番の日に1回も呼ばれなくても待機手当は入ってきます。

まとめ

私たち「きらめき訪問看護リハビリステーション」では、スタッフの働きやすさを考えたオンコール体制づくりに力を入れています。

電話で状況を確認し、緊急性が低い場合は訪問せずにご家族や本人さんに対応してもらうこともあります。

オンコール勤務は、利用者さんまたはその家族のお話を聞いて訪問の必要性があるかの緊急の判断をするアセスメント能力も必要な業務です。

・オンコールは週に何回程度か
・呼び出しがあった場合の対応の流れ
・待機中の過ごし方やサポート体制

細かい点で気になることもあると思います。

ぜひ見学や面接の際に、ご自分が気になる事をお気軽にご質問ください。

ひとつひとつ丁寧にお答えいたします。

また、オンコール勤務では、ご利用者様やご家族のお話から緊急性を見極めるアセスメント能力も重要となります。必要な判断力や経験は、先輩スタッフがしっかりサポートいたしますので、安心して下さい。

事前に確認していただくことで、不安を減らし、安心して働くことができます。

訪問看護のオンコールは、利用者様の生活と命を支える大切な役割です。

勤務時間外でも「いつでも頼れる・相談できる」が、利用者様やご家族に安心を届けています。

「いつでも頼れる・相談できる」存在として、地域で安心を届けるこの仕事に、私たちと一緒にチャレンジしてみませんか?

気になる人は見学だけでも大歓迎です。ぜひこちらのエントリーフォームからお問い合わせください。