訪問看護の制度は知らないと働けない?
訪問看護の仕事は、利用者さんのご自宅に伺い、医療やケアを提供することが主な業務です。
しかし、実際に働く上では「訪問看護にはどんな制度があるのか?」「算定要件や加算はどうなっているのか?」といったことを知る機会は少ないかもしれません。
結論から言うと、制度について知らなくても訪問看護の仕事は問題なくできます。
ただ、制度を知っていることで、よりスムーズに働くことができ、利用者さんからの相談にもより具体的に対応することができます。
今回は、訪問看護における制度の概要と、知っていることが仕事のしやすさにつながる理由についてお話しします。
訪問看護には算定要件や加算など、さまざまな制度がある
訪問看護には、保険請求に関するさまざまなルールがあります。例えば、以下のような算定要件や加算が存在します。
回数制限
訪問看護の提供には、医療保険や介護保険において一定の回数制限が設けられています。例外を除きそれらを越えての介入はできませんが、ある条件下では回数制限がなくなります。
様々な加算
必要な利用者さんに必要な処置を行っていたり、事業所の状態で様々な加算があります。
公費の活用
特定の疾患や障害がある利用者さんに対して、自治体や国の公的資金を活用した支援が受けられます。
それにより必要な人が必要な公費を利用できます。
これらの制度は、適切に活用することで利用者さんに最適なケアを提供するだけでなく、事業所としての経営を安定させる上でも重要です。
制度を知らなくても訪問業務はできる。けど…
訪問看護として働く際、最も大切なのは「利用者さんに寄り添い、その人に適切なケアを提供すること」です。
そのため、制度に関する知識がなくても、基本的な看護業務は問題なく行えます。
しかし、制度を知らないことで
「このケースではどの加算が適用されるのか?」
「自分の行っている報酬請求ってどのくらいなのか?」
「この利用者さんにメリットのある公費を提案できないか?」
といった疑問が出てくることも少なくありません。
事業所の管理者や事務スタッフはかなり制度に詳しいので、請求業務はもちろん事務員が、介入に関する制度チェックは管理者がそれぞれ行います。
そのためもちろんこれらは全く知らなくても、訪問スタッフが訪問を行う上で問題になることはありません。
しかし、把握していると、利用者さんに直接的にメリットになることを提案できたり、ケアマネさんとの会話が非常にスムーズにできたりと、自分の仕事がやりやすくなります。
また、算定要件等を理解していると、「本来ならば適用される加算が漏れてしまう」というケースを防ぐことができ、これは利用者さんにとっても、事業所にとっても、決して悪いことではありません。
制度は何も知らなくても訪問業務はできます。
ただし知らないよりも知っている方が仕事は圧倒的にやりやすいと思っています。
弊社には制度に詳しいスタッフが多いので、いつでも聞ける環境
ここまで読んで、「制度について勉強しないといけないのか…」と不安に思うかもしれませんが、心配は不要です。
弊社では、制度に詳しいスタッフが多く在籍しており、疑問があればいつでも相談できる環境が整っています。
また、入社後の研修も行うので、知識を身につけられる機会が豊富にあります。
弊社オリジナルの動画もアーカイブでいつでも支給されたスマホで見られます。
訪問看護の仕事に集中しながら、少しずつ制度についての理解を深めていくことで、無理なくスキルアップが可能です。
まとめ
訪問看護にはさまざまな制度があり、知らなくても仕事はできます。
しかし、制度を知ることで業務がスムーズになり、利用者さんへのより良いケアにつながります。
弊社では、制度について詳しく学べる環境が整っており、分からないことがあれば気軽に相談できます。「訪問看護の仕事を始めたいけれど、制度が難しそうで不安…」という方も安心して働ける環境です。
訪問看護に興味のある方、スムーズに働ける環境で成長したい方は、ぜひ一度お問い合わせください!